条件分岐から考えるランダムトークの増やし方の紹介【ゴースト・伺か忘備録】

条件分岐から考えるゴーストのランダムトークの増やし方の紹介 伺かで使えるツール・ネタ出し

ゴーストのランダムトークのバラエティー、種類、数を増やしたい…と思った時に、「ランダムトークの条件分岐」からネタを考えてみようじゃないか!という案を紹介するコーナーです。

トークのネタに困ったら参考にしてみてください。

条件分岐をつけることのメリット

「同じランダムトークが何度も表示されてしまうのが残念、どうにかしたい」という悩みの対策、解決にもなるかもしれません。
というのも、これはただ単にトーク数を増やすのではなく「条件分岐」をつけて増やす、といった面から考えるランダムトークの増やし方。

これにより、定義した条件を満たさない時にはトークが表示されないため、「いつも同じトークが表示される」という状況を解決することができます。

また、里々の記述によるランダムトークの条件分岐の書き方も合わせて紹介しています。
なので、しおりは里々を使ってるよ!という方は、まるっとコピペして使うこともできます。
お好きにどうぞ!

加えて、前置きとしてひとこと…。
ゴーストのランダムトークを増やす考え方には、いろいろな考え方や方針があります。
なので、ここで紹介しているものも、絶対こうしなきゃいけない、というものではありません。

あくまでも提案であって、私が個人的にこう考えているよ~という案や考え方の紹介です。
こんな考え方もいいな~!くらいの参考程度にしていただけたら幸いです!

おおまかな条件分岐

まずは「大まかな期間」の条件分岐の案をご紹介。

大まか期間というのは、例えば「春の季節」だったり「梅雨の時期」だったり、さらには「何月の上旬のトーク」といった条件分岐のランダムトークのことです。

季節ごとのトーク

その名の通り、「季節」ごとにランダムトークを考えて増やしてくやり方です。

季節は、大まかにわけて以下の4つから考えられます。

もっと細かくわけるならば、「初夏」や「真夏」「真冬」「季節の変わり目」といった条件分岐もつけることができますが、それは後程ご紹介します。

季節ごとに、そのゴーストさんはどのように過ごすのか?何をして過ごすだろうか?といったことを考えると、いくつかランダムトークを増やせるはずです。

例えば……。

夏は暑いから、アイスを食べたい。
アイスを食べようと思ったら、冷凍庫はからっぽだった。
仕方ないので、メイン側と相方側で、どっちがアイスを買いに行くかじゃんけんで決める!
……じゃんけんで負けた側はアイスを買いに行くことになる。

などというランダムトーク。

「アイスを買いに行く」側のキャラは、里々のタイマ機能を使うと、いい感じに「アイスを買いに行ってる時は不在で、帰ってきたらまた現れる」のトークを演出できます。

細かい季節・月ごとのトーク

こちらは、月ごとにトークを考えるという考え方。

例えば、以下のような場面を想定した条件分岐をつけることができます。

  • 梅雨の時期
  • 真夏の時期
  • 夏の終わりの時期
  • 季節の変わり目
  • 冬の終わりの時期
  • 花粉の時期

上記であげたものは一例です。
つまり、「月ごとのシチュエーション」を思いつくだけいくらでも追加することができます。

例えば梅雨の時期であれば「6月にのみ表示されるランダムトーク」として以下のように条件分岐をつければいいです。

「春から夏にかけての季節の変わり目」のトークをしゃべらせたいのであれば、以下のようにも書けます。

これはなにも、12か月全ての分を1日で考える必要はないのです。

自分の日常生活の中で、例えば花粉がつらかったり、梅雨の時期にイモリを発見したり、季節の変わり目に吹く風の香りを満喫したり……。
そういった、その月に自分が体験したことをランダムトークのネタとして流用していけば、いつの間にかトーク数は増えているはずです。

月の上旬・中旬・下旬のトーク

これは、各月を「上旬・中旬・下旬」の3種類に分けてランダムトークを追加していく、という考え方。

例えば、6月を例にしてあげると、以下のようなトークも書けます。

  • 6月の上旬「もう6月かぁ~。夏がはじまるんだね!」
  • 6月の上旬「さくらんぼがスーパーに並びだす季節だね!」
  • 6月の上旬「まだ寒い日も多いね。」
  • 6月の中旬「今日はカエルを見かけたよ!」
  • 6月の下旬「もうすっかりあつくなってきたね~!夏が近いね!」

6月は、梅雨であったり、春から夏へと季節が変わる節目であったりと、一概に「6月」といっても、6月の中ではいろいろなことが起こっています。
それを、「上旬・中旬・下旬」に分けて、6月に起こることを全てランダムトークのネタとして書いてしまう、というやり方です。

これなら、「少し前とは違うトークをしゃべるようになったぞ!」と、それなりの期間ごとに新鮮味を出すこともできます。

また、寒い時期や暑い時期、梅雨の時期用に書いたトークが、現在の実際の天候と一致してくれれば、トークにリアル感も出るので、親近感がわくかもしれません。

「上旬・中旬・下旬」と細分化するのでそれだけトークを書く必要はでてきます。
ですが、無暗にトークの数だけを増やすよりは、このように条件分岐とシチュエーションを当てはめて増やす方が、表示されるトークの被りが格段に減るという面からとってもオススメ!

上旬・中旬・下旬の条件分岐の書き方

その月の上旬・中旬・下旬を決めるには、以下の記述をどこかに書いておくと便利です。

上記の記述を書いてしまえば、あとはこのようにランダムトークを書くだけで、「上旬・中旬・下旬」の条件分岐をすることができます。

開かれているウィンドウに対するトーク

これは「今現在、開かれているウィンドウ」に対して反応をして表示されるトークです。

例えば、こんな場面を想定してトーク内容を考えていくことができます。

  • Youtubeを見ている時
  • Youtubeで特定のアーティストの曲を聴いている時
  • 里々wikiを開いている時
  • お絵かきソフトを起動している時

デメリット

デメリットとして、「そのウィンドウが開かれている限りは、いつでも表示される可能性があるトーク」になってしまうということがあります。
これはつまり、簡単に言い換えると「同じトークが何度も表示されてしまう」ということです。

この状態を回避するためには、「時間」による条件分岐をつけたり、「1日に1回しか表示されないように条件分岐をつける」などの対策を取る必要があります。

起動時間ごとのトーク

今回ゴーストを起動してからの累計経過時間を条件分岐とするランダムトークです。

3時間以上であれば「今日はユーザーとたくさん一緒に過ごせてうれしいな…♡」みたいなデレトークをはさんでみるものかわいらしいです。
24時間起動しっぱなしだとお泊りのトークが表示されるゴーストさんなんかもいいかもしれないです。

また、ゴーストとの好感度システムを組み込んでいる場合などは、起動時間ごとに好感度変動のイベントを入れてみるのもいいかもしれません。

日付指定のランダムトーク

日付の指定を条件分岐とするランダムトークです。
日付指定型は、メリットとデメリットがはっきりしているので紹介しておきます。

  • メリット:トークに新鮮感がでる
  • デメリット:特定のその日に起動しないと日の目を見ない

日付を指定するタイプのランダムトークのメリットは、「お、これ見たことないランダムトークだな!」という新鮮感を与えることができる、という点です。

「日付指定」と「1日に1回しか表示されない」という2つの条件分岐を組み合わせれば、その日に何度もトークが表示されてしまう現象を防げて、よりリアル感がでます。

逆に、日付を指定するタイプのランダムトークのデメリットとしては、「その日にゴーストを起動させない限り、そのトークが読まれることはない」という点。

つまり、ユーザーにそのトークが読まれるかどうかの確率がそれなりに低くなる、ということです。
なので、重要なネタを含むトークや、何かしらの進行のフラグとして日付を指定したトークを作るのはあんまりおすすめできません

以下に、日付指定型のランダムトークとしても特に使えそうな例を紹介していきます。

特定の日限定のトーク

日付指定の条件型のトークというだけで、いろいろなネタが転がっています。

例えば、以下のようなイベントや今日は何の日かにちなんだトークなどなどです。

  • クリスマスやハロウィン、七夕などの年間イベント系
  • 誕生日
  • 父の日・母の日(第〇何曜日、という条件分岐)
  • いちごの日
  • にゃんにゃんの日・わんわんの日

クリスマスなどのイベント系はもちろんですが、それ以外にもいちごの日など「今日は何の日?」にちなんでトークさせてみるのも楽しいです。

自分でいちから話のネタを考えずとも、クリスマスやいちごなどのお題がすでにある状態でトークを考えてゆけばいいので、ある意味簡単ともいえますし、意外なトークが生まれるかもしれません。

1日と30日のトーク

1日と30日(31日)のみ表示されるトーク。
これは説明そのままです。

例えば、自分の生活の中でも、ああもう5月の最後の日かあとか、7月1日がきてその数字に急激に夏を感じたりなどなどありませんか。
そういったことを日付指定付きでトークに盛り込んでみる、ということです。

元旦や大晦日も、これに該当します。

頻度を調整するランダムトーク

条件分岐として「頻度」を設定するタイプのランダムトークの提案です。

日付や時間には関係なく、ただ単に頻度を条件分岐として組み込むため、以下のようなメリットがあります。

  • 日付・時間などの縛りがない
  • トークが日の目をみる可能性が上がる

簡単に言うと、使い勝手がいいということです。

1か月に1回のトーク

  • 季節のイベント関連のトーク(ハロウィンなど
  • 特別なトーク(ユーザー、いつもありがとう!など

一か月に1回しか表示されないトークです。

毎月1回しか表示されないのであれば、それほどマンネリ化せずにトークをさせることができる可能性が高いです。

1週間に1回のトーク

  • 頻繁に表示させたい季節のイベントトーク(夏祭りやお花見など

1週間に1回のみ話されるトークです。

1日1回だと飽きるかもしれないけど、1か月に1回しか表示されないのは期間が開きすぎてる、なんていうときにちょうどいいかもしれません。
間を取って、といった感じですね。

1日1回のトーク

  • 占いトーク
  • 今日見たもの・やったことのトーク
  • 今日食べたものの報告トーク

1日1回しか表示されないトークです。

これは、特に今日の占いをしてくれるトークや、今日やったことや食べたものをゴーストさんが報告してくれるさながら日記のような雰囲気のトークにうってつけです。

しかし、1日1回とはいえトークの絶対数が少ないとトーク内容がけっこうな頻度で被ってしまうこともあるでしょう。
そういう時には、変数などを使って前回話したトーク内容は選ばれないようにしてあげれば解決です。
トークが被って飽きられてしまうのが心配な場合は、前回といわず前々回の分のトークも選ばれないように変数を組むといいです。

細かな条件分岐なランダムトーク

「同じトークを何度も表示したくない!」
「でも、1日に1回ではなく、それなりの頻度で表示されてほしい」

そんなお悩みの解決策・対策になるかもしれない、「細かめな条件分岐」をつけるというランダムトークの提案です。

偶数・奇数の日だけのトーク

偶数の日、もしくは奇数の日だけに話されるトークといった条件分岐をつけます。

イメージがつきにくいかもしれないので説明すると、例えばこういう条件分岐のつけかたです。

  • 2日や4日には「いぬはもふもふ」というトークが表示される
  • 3日や5日には「ねこちゃんかわいい」というトークが表示される
  • 2日や4日にはねこちゃんのトークは表示されない
  • 3日や5日にはいぬのトークは表示されない

これが、1日に1回じゃなくてもっと高頻度で話してほしいんだ!というトークに対して手っ取り早い解決方法ではないかと思います。

30分前か?30分後か?のトーク

  • 12時0分~29分
  • 12時30分~59分

ランダムトークで同じ内容のものをしゃべらせたくない!という時に使える細かめな条件分岐です。

とにかくたくさんのランダムトークが書かれているゴーストさんにオススメ!

時間を30分前・30分後で区切り、それぞれしゃべるランダムトークの種類をわけているわけです。
これにより、さっきから同じようなランダムトークばかりだなぁ…という体感を少しでも減らせるはず。

「場所」の設定を追加してしまう

設定を追加すれば、また新しくランダムトークを増やせる!というわけです。
私のおすすめは「場所」の設定を追加してしまうこと!

例えば、そのキャラは今どこに住んでいるのか?どういった場所から、ユーザーに語り掛けてくるのか…?
そういった「現在位置」の設定を追加してしまうのです。
そうすれば、例えばお部屋の中なら「雨音が聞こえるね」」なんて話したり、お屋敷の庭先にいるのなら「これはお気に入りの傘なの」なんてトークをしゃべらせるのもアリです。

はたまた、自宅にいるのか?森にいるのか?村のお店にいるのか?などの分岐をつけるのもいいでしょう。

「現在位置」の設定を追加してしまえば、
「自宅」にいるときの朝昼晩のトーク(各季節ごと)
「庭先」にいるときの朝昼晩のトーク(各季節ごと)
「図書館」にいるときの朝昼晩のトーク(各季節ごと)
などなど、無限に、なおかつ簡単に増やすことができます。

言い方を変えると、これはシチュエーションを増やしてしまおう、という考え方です。
そのキャラの設定を増やすのではなく、「今いる場所がここだったら、このキャラはどんな話をしてどんなことをするのだろう?」と考えればいいので、トークも比較的考えやすい気がします。

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