樹脂粘土でちっちゃな食パンを作ってみよう。
ミニチュア食パンの作り方と、作るために準備する材料や道具などなどを紹介しています。
指の上にのっちゃうほどちっちゃな食パンを作るよ!
食パンが作れるようになると、お好みで卵をのせたり、いちごジャムをかけたりなどなどトッピングをしていろいろなバリエーションを楽しめますよ!
使うもの・材料
ミニ食パンを作るために必要な材料や道具は以下のものです。
- 樹脂粘土(ソフトタイプ)
- 焼き色の達人
- カラースケール
- つまようじ
- 7本針(歯ブラシやたわし等で代用可能)
- 定規
- 表面がツルっとしたもの(PPシートや下敷きなど)
- ツヤ消しニス
- 筆(ニスを塗るために使う)
それぞれに関して、材料と道具に分けてこれから説明していきます。
もっと詳しく知ってから作り始めたいよ!なんて時には以下のページも参考にしてみてくださいね。
必要な材料
今回作っていくのは食パンです。
なので、樹脂粘土もソフトタイプを使います。
今回は、私はモデナソフトを使って食パンを作っていきます。
お手持ちの樹脂粘土でも、「ソフト」などといった言葉が書かれていればソフトタイプの樹脂粘土ですので、大丈夫です。
もちろん、通常のものであるハードタイプの樹脂粘土でミニ食パンを作っても問題はありません。
ですが、よりリアル感を求める!という場合にはソフトタイプがオススメです。
着色料
焼き色の達人は、ミニチュア専用の着色料です。
ミニチュアフードの、特に焼菓子やパンを作るときには定番の着色料です。
使いどころとしては、食パンの耳の部分に使います。
こんがり焼き上がった食パンの耳の色をイメージして、ガシガシと色をつけていきますよ。
また、焼き色の達人はトーストで焼いた後の焼き色感を出すためにも使えます。
この場合は、耳だけでなく、食パンの白い部分にも着色をしていきます。
焼き色の達人を買うことができる場所といった詳細については以下で紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいませ。
なお、今回は食パンですので、焼き色の達人以外の着色料は使いません。
粘土そのものの白い色を活用して作っていきます。
ですので、粘土を捏ねている最中の小さなゴミやチリなどの混入には要注意!
混ざると、こまかいチリでもけっこう目立つよ。
必要な道具
ミニ食パンを作るために必要な道具を、今一度確認しましょう。
- カラースケール
- つまようじ
- 7本針(歯ブラシやたわし等で代用可能)
- 定規
- 表面がツルっとしたもの(PPシートや下敷きなど)
- ツヤ消しニス
- 筆
それぞれ詳しく説明していきます。
カラースケール
カラースケールは、ミニ食パンを作るために必要なだけの粘土の量をはかるためのものです。
ミニチュアフード作りには定番の道具のひとつですね。
カラースケールを買うことができる場所などは以下で紹介しています。
カラースケールがない場合は、定規や料理で使うはかりなどでも代用可能です。
質感を出すための道具
つまようじ、7本針といった道具は、成形した粘土にパン生地の質感を出すために使います。
なお7本針は、歯ブラシやたわし、金ブラシといったものでも代用可能です。
7本針を購入する際は、粘土系の用品を取り扱っている画材屋さんなどで販売されていることもあります。
あらかじめ店舗に問い合わせるなどして、「粘土に使う7本針」を取り扱っているかどうかの確認をとってから足を運ぶといいでしょう。
とはいえ、探す手間がなく手っ取り早いのはやっぱり通販です。
定規
定規は、食パンの形に粘土を成形する際に使います。
また、はじめてカラースケールを使う場合や、カラースケールの穴の大きさがわからない!なんていう時にも使います。
なお、粘土用の成形ツールの用意がある場合は、定規ではなくそちらを使って成形しても全然大丈夫です。
そういった道具がない場合は、定規などの表面がツルっとしていて平たいものを用意しましょう。
PPシートや下敷き
PPシートや下敷きなどの、面積がある程度ある表面がつるっとしたものも用意してあると便利です。
これらの使いどころとしては、食パンの形に成形をする際に、粘土を均等につぶすために使います。
これに関しては、表面がつるっとした平らなものであればなんでも良いです。
一例として挙げると、こういったものが使えます。
- PPシート(ポリプロピレンシート)
- 下敷き
- クリアファイル
- 30cm定規
30cm定規を使う場合は、必ずデコボコしていない面を使ってください。
というのも、粘土を押しつぶすわけですから、デコボコした面が粘土に触れたまま押しつぶすと、そのままの模様がくっきりと出てしまうのです。
上記に挙げたもの以外にも、表面がツルツルとしているものなら何でも使えます。
とはいえ、粘土を押しつぶすとある程度の汚れもつくので、汚れても構わないもの・水などで簡単に洗えるもしくは拭けるものを使った方が良いでしょう。
つや消しニス・筆
つや消しニスは、完成した食パンに対して仕上げという形で使います。
ミニチュアフード作りでよく使う「つや出し」ニスの方じゃないのでご注意!
つや消しニスは、その名の通りツヤっぽさを消すためのニスです。
とはいえ、樹脂粘土は元からツヤ感のない素材です。
ではどうしてあえてつや消しニスを塗るのかというと、一番大きな理由としては塗った着色料を保護するためです。
なお、筆はつや消しニスを食パンに塗るために使います。
つや消しニス自体にハケが付属している場合は筆は使いませんので、用意しなくて大丈夫です。
つや消しニスを塗る理由
今回、着色料として使う焼き色の達人は、アイシャドウのような粉状・パウダー状のものです。
このパウダー状の粉を、アイシャドウチップにつけて、食パンにぽんぽんと乗せていくわけです。
パウダー状のものですので、樹脂粘土が乾燥した後に触ると、手に着色料がついたりします。
これを繰り返すと、せっかく着色した焼き色がいつの間にか剥がれて、粘土の地の色が見えてきた……なんてことにもなりかねません。
これを防ぐために、あえてつや消しニスを塗って、樹脂粘土の表面を保護しているわけです。
ですので、つや消しニスが手元にない場合はぜひ準備しておきたいところ。
もちろん、食パンを完成させて、完全に乾燥させた後につや消しニスを塗るのでも問題ないため、つや消しニスがないと作れない!なんてことはありません。
なお、つや消しの代わりにつや出しニスを塗ると、全体がテカテカの食パンになります。
リアル感を追求しないのであれば、これはこれでストラップみたいでかわいくはあります。
トッピングを作るための道具
完成した食パンに、トッピングも乗せたい!
そんな時はこういった材料や道具が必要になってくるかもしれません。
- 樹脂粘土(ハードタイプ)
- 水性アクリル絵の具(イエロー、ホワイトの2色)
- つまようじ
- 木工用ボンド
- UVライト
- 宝石の雫(イエロー)
- 色調パレット
- 色調スティックもしくは筆
上記のものは、溶けた感のあるバターをパンにのせる場合に必要な道具です。
作り方も紹介しますので、とろっとしたバターをのせたい場合はご用意くださいませ。
ハードタイプの樹脂粘土は、バターやいちごなどのトッピングを作る際に使います。
また、トッピングに着色を行うために水性アクリル絵の具も必要になってきます。
UVライトや宝石の雫は、食パンにソースをかけたいときや、溶けたバターを表現したいときに使います。
上記のもの以外にも、ミニチュアフードに使える便利なトッピング系の材料なんてものもあります。
チョコソースの達人といったソース系のトッピング材料や、トッピングの達人という粉砂糖のトッピングなどなど。
トッピングの幅が広く、バリエーション豊かに揃えられるのがミニチュア食パンの楽しいところでもあります!
ミニチュア食パンの作り方
必要な材料や道具が用意できたら、いよいよミニチュア食パンを作っていきましょう!
まずは、ミニ食パンを作る手順の全体の流れを紹介しておきます。
この中でも「食パンの形を作る」と「質感を付ける」の手順は、特に重要になってきます。
いかに食パンらしさを出すかは、この2つにかかっているといっても過言ではありません。
がんばっていきましょー!
では、いざ作り方を順に詳しく説明していきます。
粘土を計量する
まずは粘土を計量します。
言い換えると、ミニ食パンを作るために必要なだけの量の粘土を、カラースケールを使って取り出します。
目分量ではなくしっかりと粘土の計量を行うことで、ミニ食パンを複数作る際に、サイズ感を統一することができます。
粘土の計量のために使う物はこちら。
- カラースケール
- 定規
- 粘土
定規は、はじめてカラースケールを使う場合、もしくはカラースケールの穴の大きさが分からない場合にのみ必要です。
また、カラースケールがお手元にない場合は定規と料理用のはかりなどで代用することもできますよ。
やり方
ではやっていきましょう。
まず、はじめてカラースケールを使う場合は、定規を使ってカラースケールの穴の大きさをはかっていきます。
すでにカラースケールの穴の大きさを把握している!という場合にはこの手順は必要ありませんので、やらなくて大丈夫です。
このように、カラースケールの円形穴の内側から内側までを定規ではかります。
なお、今回使っていく粘土のサイズは1.2cmの大きさの粘土です。
パジコさんのカラースケールをお使いの場合は、Fの穴が1.2cmになります。
カラースケールの穴に粘土をつめたら、穴からはみ出ている余分な粘土は指で擦り切ってしまいましょう。
はみ出した粘土を取り除くと、こんな感じになります。
なお上記の写真はEの穴に粘土を詰めていますが、今回使うのはお隣のFの穴です!
穴に詰めた粘土を取り出す際は、カラースケールに付属していた棒やつまようじなどを使ってほじくると取り出しやすいです。
今回は穴も大きめですので、指で押し出しても簡単に取り出せるかもしれません。
粘土が取り出せたら、この後はカラースケールはもう使わないのでどこかにしまっちゃっても大丈夫です。
カラースケールがない場合
カラースケールがない場合は、手でちぎった粘土を丸めて、上から定規をあてて大体1.2cmになるようにしてください。
大体で大丈夫なので、気楽めにいきましょう!
定規で大体1.2cmにした粘土を料理用のはかりなどではかり、重さをメモしておくことで、複数枚のミニ食パンを作るときに参考になるのでオススメです。
1.2cmの粘土の玉ができたら、いよいよ成形!
食パンの形を作る
必要な量の粘土を取り出せたら、さっそく成形していきましょう。
成形のために使うものはこちら。
- 粘土
- 表面がツルっとしたもの(PPシートや下敷きなど)
- 定規もしくは粘土の成形ツール
今回は、山形の食パンを作っていきます。
山形というのは、食パンの耳の側面と底辺は直線で四角く、頭の部分が曲線を描いている形のパンのことです。
全て直線をつけて、四角い食パンを作ってみるのも良いです。
やり方
まずはきれいに丸めます。
丸めたら、PPシートで挟み込んで、やんわりとつぶします。
このとき、粘土が完全に薄くなるまでつぶさないように注意しましょう。
ちょっと厚みが残ってるかなくらいの余裕をもたせてつぶしてください。
いい感じの厚みに押しつぶせたら、今度は定規を使って粘土の側面の3辺を直線にします。
手元に粘土の成形ツールがある場合は、そちらを使ってもOKです。
特に、一番下の辺はがっつりと直線になるように成形すると食パンっぽくなるのでおすすめ。
直線にする過程で粘土に厚みが出てきてしまったら、もう一度PPシートで挟んでつぶしましょう。
つぶすと直線にした部分が曲線気味になってしまうので、また直線に戻します。
これを、理想の食パンの形になるまで繰り返します。
ちなみに、なぜ最初の1回でつぶさないかというと、粘土が円形の状態のままがっつりとつぶすと、そこから四角形にするのが難しくなるためです。
つまり、一気につぶそうとすると、粘土にへんな寄りができてしまうのです。
なので、まずはつぶして、そして四角くして、さらにもう一度つぶす……と、ちょっとずつやっていくことできれいな山形の食パンができるというわけです。
ちなみに、このあとの工程に行ってしまうと、もうPPシートで挟んでつぶすということができなくなります。
というのも、質感をつけたあとに押しつぶすと、せっかくつけた質感が消えてしまうからです。
なので、この時点で満足のいく厚み・形になるまでじっくり行いましょう。
生地の質感をつける
いい感じの食パンの形を作れたら、今度は生地の質感をつけていきましょう。
質感をつけるために使う道具はこちら。
- つまようじ
- 7本針または歯ブラシなど
7本針は、歯ブラシやたわし等でも代用可能です。
ミニチュアフード作りなので、歯ブラシなどの先端が細かく見えるものがオススメではあります。
やり方
まずは食パンの白い部分の質感をだしていきます。
食パンの白いパン生地の部分をイメージしてください。
いわゆる、食パンの内部の部分ですね。
食パンのCMなどでよくある、食パンをちぎる場面を思い返すと、意外と食パンの白い部分はでこぼことしていることがわかります。
いまいちよく分からない!という場合は、画像を検索するのもオススメです。
どんな質感をつけようかのイメージが掴めたら、質感をつけていきましょう。
パンの表面を、7本針でトントンとつついて質感を出していきます。
このとき、直線にした部分であるパンの側面(耳の部分)をおさえながら行いましょう。
というのも、表面をトントンしていると、パンがつぶれてきて、せっかくつけた直線が丸くなってくるためです。
トントンしているうちにパンの耳部分が丸くなってきたら、また定規などをつかって、直線にしていきます。
以下の画像のように、定規で辺をおさえながらトントンとつついていくと、形が崩れにくいです。
表面に満足したら、最後にカッターの裏側やつまようじなどで、パンの山になっているところより少し下部分に線をつけましょう。
目安としては、側面の4分の1くらいの位置です。
これで完璧という見た目になるまで、以下の工程を繰りかえします。
- 7本針で表面をつつく
- 耳部分の直線をしっかりだす
- パンの側面に線をつけなおす(線がうすくなっていた場合)
満足のいく質感をだせたら、お次はいよいよ着色です。
着色の前に、数時間~1日ほど粘土を乾燥させておきましょう。
というのも、着色はアイシャドウチップでポンポンと叩いて行うためです。
せっかくつけた質感や食パンの形を崩さないためにも、ここで一度乾燥させておきます。
焼き色をつける
ここまできたらほとんど完成です!
焼き色の達人を使って、焼き色を付けていきましょう。
着色のために使う道具はこちら。
- 焼き色の達人
- 乾燥させたミニ食パン
手を汚したくない場合は、ゴム手袋などをつけて着色を行うのもおすすめです。
焼き色の達人は粉上の着色料ですので、着色した部分を触るとどうしても手にも色がついてしまうのですよね。
やり方
まずは食パンの側面、すなわち耳の部分から着色していきましょう。
焼き色の達人の茶色を使います。
耳の部分に、まんべんなく茶色の色をつけていきます。
イメージとしては、耳のフチは若干薄い色で、内側はしっかりと色をつけるようなイメージで色を置いていくと、食パンの耳らしくなるのでおすすめ。
満足のいく色まで耳を濡れたら、食パンの完成です。
この段階で完成とする場合は、つや消しニスを塗ってしまいましょう。
トースターで焼いた焼き色をつけたい場合や、イチゴやバターなどを乗せる場合はニスは塗らないでください。
トースターで焼いた色をつける
食パンらしい耳の色にできたら、そこからさらにトースターで焼いたような焼き色を出していきます。
焼き色の達人の茶色と焦げ茶をご準備ください。
この2色を使って、食パンの表面にトースターで焼いたような焼き色をつけます。
パンの耳の着色とはまた違う、トーストならではの焼きムラがあるので、「トーストした食パン」の画像を検索して、写真を参考にしながら焼き色をつけるのがおすすめです!
イメージとしては、食パン表面のフチ部分、そして中央部分に特に焼き色を置き、中央とフチの間のほんの少しの面積は若干食パンの白い色を残しておくとおいしそうに仕上がりますよ。
また、こんがり焼いた感を出したい場合は、食パンの耳にも再び焼き色をつけていきましょう。
耳のフチ部分に焦げ茶色で若干の色をつけると、よりこんがり焼いた感がでます。
満足のいく色まで焼き色をつけられたら、完成です。
つや消しニスを塗って仕上げていきましょう。
なお、ここからさらにイチゴやバターをのせる予定の場合は、ニスは塗らないでください。
バターをのせる場合は、「トッピングをする」の手順まで読み飛ばしてください。
つや消しニスを塗る
焼き色がつけられたら、つや消しニスを塗って仕上げていきましょう。
ニスを塗るときは、お部屋の換気も忘れずに行ってください。
つや消しニスを塗るために使う物はこちら。
- つや消しニス
- 筆
- 手を汚したくない場合はゴム手袋やピンセットなど
- 机を汚したくない場合は粘土板やアルミホイル、紙などを敷く
筆は、つや消しニスを塗るために使います。
つや消しニス自体にハケが付属している場合は、筆は用意しなくて大丈夫です。
手や机などを汚したくない場合は、ゴム手袋やアルミホイルなどがあるといいかもしれません。
やり方
ではニスを塗っていきましょう。
まずは、液体が垂れてこない程度に、筆にニスを含ませます。
これを、食パンに薄くまんべんなく塗っていきましょう。
今回はツヤ出しではなくツヤ消しニスなので、食パンの表面・側面ともに均等にまんべんなくニスを塗っていきましょう。
おすすめの塗り方は、食パンの表面からニスを塗り、そのあと側面である耳の部分を塗るという順番でニスを塗ることです。
というのも、耳の部分からニスを塗り始めると、筆に着色料がくっついてくることがあるため。
ニスに混じった着色料が、食パンの表面の白い部分についてしまうとちょっと残念な感じになります。
なお、トースターで焼いた感を出した食パンの場合は、どこからニスを塗り始めるというのはあまり気にしなくても大丈夫でしょう。
ただ、特に濃い色(焦げ茶色など)を重点的に置いている箇所がある場合には、やはり色の薄い表面の部分から塗り始めるのがオススメです。
乾燥させて完成
つや消しニスをまんべんなく塗れたら、しっかりと乾燥させます。
ニスが乾燥したら、ミニチュアな食パンの完成です!
乾燥させる時間は、大体1日ほどみておけばいいでしょう。
お使いの粘土やお部屋の環境にもよるので、様子を見ながらしっかりと乾燥させてください。
ニスがまだ乾燥しきっていないと、食パンを触った時に手がべとっとするはずです。
ニスが完全に乾くと、粘土が乾燥した時のようにカチカチですべすべになります。
これを目安に乾燥させるといいでしょう。
室内の湿度が高かったり、不安な場合には2、3日乾燥させておけば十分乾燥するはずです。
ニスを塗ってさえいれば、どれだけ触っても着色料が剥がれて手につくこともありません。
安心して、飾ったり遊んだり、お人形さんに持たせたりして楽しむことができます。
なお、これ以降は食パンにニスを塗る前にトッピングを行う場合の手順です。
ニスを塗ったら完成ですので、トッピングをする予定のない場合は読まなくても大丈夫です。
トッピングをする
ここからは食パンにトッピングをしていこう!編です。
ニスを塗っていない食パンを使っていくことを想定して、やり方を説明していきます。
食パン自体の焼き色に満足したら、いよいよトッピングの番です。
今回は、バターを乗せる手順を説明します。
他にもお好みで、イチゴやバナナチョコ、目玉焼きやレタスなどをのせるのも楽しいですよ。
バターを乗せるために使うものはこちら。
- 樹脂粘土(ハードタイプ)0.5cm玉
- 水性アクリル絵の具(イエロー、ホワイトの2色)
- つまようじ
- 木工用ボンド
- つや出しニス(UVを使わない場合のみ)
- 宝石の雫(イエロー)
- UVライト
- 色調パレット
- 色調スティックもしくは筆
バターの溶けた感を出すために、UVレジンを使っていきます。
リストの下の4つは、UVレジン用の道具です。
なお、UVレジンを使う場合はつや出しニスはいりません。
溶けていないバターをそのまま食パンの上にポンと乗せた状態のものを作る場合は、太字で書いてある5つのものさえ用意があれば作れます。
やり方
まずは必要なだけの粘土を計量していきます。
やり方は、食パンのための粘土を計量した時と全く同じです。
今回作っていくバターに使いたいのは、0.5cmサイズの粘土です。
ですので、パジコのカラースケールをお使いの場合は、Bの穴に粘土を詰めていきます。
穴が小さいので、粘土を取り出す際には、つまようじなどで粘土を刺すと取り出しやすいです。
着色
必要なだけの粘土が取れたら、着色していきましょう。
つまようじを使って、粘土に水性アクリル絵の具をつけていきます。
丸めた粘土を少し潰し、その中央に絵の具をつけると混ぜやすくなります。
イエロー色とホワイト色が、1:1のバランスになるように粘土に絵の具を置いてください。
色を濃くすることは簡単ですが、一度つけてしまった粘土の色を薄くするのはちょっと大変です。
粘土に絵の具をつけられたら、あとは捏ねるだけ。
絵の具をつけた中心を、外側の粘土で包み込むようにしてねりねりしましょう。
色むらがなくなるまでしっかり練ってください。
着色ができたら、そこからさらに0.2cmほど粘土を取ります。
余った粘土は、乾かないように保管しておきましょう。
もしくは、今後のために同じようなサイズ感で切り分け、バターを量産しておくのもいいでしょう。
成形
0.2cmほどの粘土を取れたら、お好みのバターらしい形に成形していきます。
指で成形を行うと、じんわり溶け始めた感のある優しい形のバターにできます。
粘土の成形ツールや定規などを使って成形を行うと、しっかりと四角い形の残ったバターになります。
楕円形、正方形、角の丸まった四角などなど……。
バターの形はお好みで!
成形ができたら、しばらく乾かします。
小さい塊なので、お部屋の環境などにもよりますが、大体30分~数時間程度で粘土が乾くはずです。
もしくは、成形を行っているうちにある程度乾いてきて形が簡単に崩れなさそうであれば、乾燥させる必要はありません。
ボンドで接着
乾燥させたら、木工用ボンドを使って食パンにバターを接着していきます。
いらない紙の上などに木工用ボンドを出し、つまようじを使って食パンの中央部分にボンドを少しだけつけます。
食パンにつけたボンドの上に、バターをぽとっと置いて、上から優しく指でおさえつけたら完成。
ボンドが乾くまで、しばらく乾燥させます。
溶けたバター感を出さない場合は、ここでつや出しニスを塗って完成にしましょう。
溶けたバター感を追加する場合は、ニスは塗らないでください。
溶けたバターを表現する
ボンドがしっかり乾いたら、溶けたバター感をだして仕上げていきましょう。
ここからはUVレジンを使います。
レジンを着色
UVレジンを、イエロー色の宝石の雫で着色していきます。
色調パレットがない場合は、よくお弁当に使われる使い捨てのちっちゃな器でもいいです。
食パン自体が小さいので、UVレジン液もそれに合わせて少量でも大丈夫です。
UVレジンは、黄色の色がしっかりと見てわかるくらいに着色してしまいましょう。
食パンに塗ると、意外と色が薄く見えたりします。
レジンを塗る
UVレジンを着色できたら、食パンの表面にまんべんなく塗っていきます。
色調スティックもしくは筆を使います。
食パンの表面、特にバターの周りにペタペタとUVレジンを塗っていきます。
特に、バターの周りはUVレジンの液体がたまるくらいたっぷり塗ると、バターが溶けだしてますよな雰囲気がでますよ。
UVライトを照射
UVレジンを塗れたら、UVライトを照射していきましょう。
大体2~3分ほどライトを当てれば、UVレジンがかたまるはずです。
UVライトを当てた後、もう少し溶けた感を出したいなという場合には、さらにUVレジンを重ね塗りしてもOKです。
満足のいくまで、UVレジンを塗る→UVライトを当てるを繰り返しましょう。
UVレジンが完全に乾くと、ツヤツヤのかちかちになります。
UVレジンがニスのかわりをしてくれるので、つや出しニスを塗る必要はないわけです。
これで、溶けた感のあるバターの乗った食パンの完成です!
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