樹脂粘土で作る、小さなメロンパンの作り方を説明しています。
大まかにはこれらの3点について紹介していくので、初めて作るよ!という人も安心して作り始めることができるはずです。
- ミニチュアメロンパンの作り方
- 必要な材料
- 使う道具
ミニチュアなパンを作ってみたいというあなたのお役にたてたのなら幸い!
材料と道具
ミニメロンパンを作るために準備しておきたい材料や道具をまずは紹介していきます。
まず、今回使う道具などをざっと一覧でまとめて確認しておきましょう。
- 樹脂粘土(ソフトタイプ)
- 水性アクリル絵の具(イエローオーカー色)
- 7本針(歯ブラシなどで代用も可能)
- カッター
- 面相筆
- 紙パレット(アルミホイルなどでも代用可能)
- 筆洗いバケツ
- つまようじ
- カラースケール
- 定規
- つや消しニス
それぞれの道具に関しては、これからさらに詳しく解説していきます。
どのタイミングで使うのか、代用できるものは何かなども合わせて紹介していきます。
なお、ミニチュアフード作りに使う材料や道具などは下記でも詳しく紹介しています。
ですので、これからいろいろなミニチュアフードを作りたい!なんて方はぜひ参考にしてみてくださいませ。
とりあえず上記のものが揃っていればミニメロンパンを作ることができますので、道具とか材料に関する説明はいらないよ!という場合には「ミニチュアメロンパンの作り方」まで読み飛ばして、早速作りはじめちゃいましょう!
必要な材料
今回は、ふわふわとしたメロンパンを作っていきます。
ですので、使う樹脂粘土もソフトタイプと呼ばれるものを使っていきます。
樹脂粘土を購入する際には、パッケージに「ソフト」や「軽量タイプ」などと書かれている樹脂粘土を探しましょう。
お手持ちの樹脂粘土がある場合にも、パッケージに「ソフト」などの文字が書かれていればソフトタイプの樹脂粘土になります。
今回、私はモデナソフトを使ってミニメロンパンを作っていきます。
もちろん、ソフトタイプではない樹脂粘土でミニメロンパンを作るのでも問題はありません。
ですが、よりリアル感を追求したい!という場合にはソフトタイプで作るのがオススメです。
水性アクリル絵の具
ミニメロンパンを作るために使う着色料は、水性アクリル絵の具です。
パンや焼菓子などでおなじみの「焼き色の達人」という着色料は、今回は使いません。
というのも、メロンパンにはパンの焼き色らしい茶色の焼き色がつかないためです。
今回は全て、つまようじと筆の2つを使ってメロンパンらしい色をつけていきますよ。
メロンパンの焼き色も、筆を使って絵の具でつけていきます。
使う絵の具は、水性アクリル絵の具でしたらなんでも大丈夫です。
私は、パジコさんから出ているプロスアクリックスという水性アクリル絵の具を使っています。
イエローオーカー色
メロンパンに使う絵の具の色は、「イエローオーカー」という色です。
イエローオーカーという色を単体で販売している場合も多いですので、絵の具セットを買うよりも単体で買ってしまうのが個人的にはおすすめです。
また、イエローオーカーはミニチュアなパンを作るときには意外と出番の多い色だったりもします。
今後、さらにいろんな種類のパンを作る予定なんていう場合には、ぜひ揃えておきたい色です。
必要な道具
お次に、ミニメロンパンを作るために使う道具の説明をしていきます。
今一度、準備をしておきたい道具を確認しておきましょう。
- 紙パレット(アルミホイルなどでも代用可能)
- 面相筆
- 筆洗いバケツ
- つまようじ
- 7本針(歯ブラシなどで代用も可能)
- カッター
- 定規
- カラースケール
- つや消しニス
上記の1~3番の道具は、主に着色の際に使う道具です。
つまようじは、着色以外にも粘土にメロンパンらしい柄や質感をつける際に使ってもいいですね。
それぞれ詳しく説明していきます。
パレット・筆洗いバケツ
パレットは、本来の用途の通り、絵の具を出す場所として使います。
なのですが、今回は特に絵の具を混色させるといったことはしません。
なので、パレットそのものを用意せずとも、アルミホイルやサランラップなどのささっと使って捨てられるものでもいいです。
サランラップは静電気などで肌にくっついてきたりするので、オススメはアルミホイルです。
お家に使う予定のないお弁当に入れる仕切りや使い捨ての小さな紙小皿などがある場合は、それを使うのもいいかもしれません。
筆洗いバケツは、その名の通り筆を洗うためのバケツです。
とはいえ、バケツそのものを用意する必要はありません。
捨てる予定のペットボトルや、紙コップでもいいです。
面相筆
面相筆は、メロンパンの格子状の筋に濃い色を付ける際に使います。
面相筆とは、一般的な筆よりも穂先が細い筆のことです。
もしも画材屋さんで見つからない場合には、プラモデルを組み立てるための道具などを取り扱っているお店に行くと、いろいろな種類の面相筆が売られているはずです。
探しに行くのが面倒な場合は、通販でさくっと買ってしまうのもいいです。
つまようじ
つまようじは、着色の際と質感をつける際の2か所で出番があるかもしれない道具です。
かもしれないというのは、つまようじがなくても他に紹介している道具で代用できないこともないからです。
着色の際には、つまようじに少しだけ絵の具をとり、それを粘土につけるといった流れで粘土自体に着色を行います。
とはいえ、つまようじの代わりに面相筆を使ってもいいですし、慣れている場合は粘土に直接パレットから絵の具をつけてしまうなんていう方法もあります。
どれだけ絵の具をつけたらいいかの感覚が分からないという場合は、ぜひつまようじでの着色がオススメではあります。
というのも、どれくらいの絵の具を粘土につけたかが分かりやすいためです。
また、つまようじは質感をつける際にも使えます。
こちらも、お好みでつまようじを使って質感をつけるのもいいね、程度のものにはなります。
7本針・カッター
7本針とカッターは、粘土にメロンパンらしい質感をつけるために使っていきます。
つまようじと違って、こちらはぜひ準備しておきたい道具になります。
7本針は、粘土系の道具を取り扱っている画材屋さんであれば取り扱いがあるかもしれません。
準備がない場合は、歯ブラシやたわしといったものでも代用することができます。
カッターも、メロンパンらしい模様をつけていく上でとても大事な道具になります。
もしもお家にカッターがない場合は、定規やハサミでも代用することができるかもしれません。
とはいえ、メロンパンの模様をつけるために一番使う道具になりますので、もし可能であればカッターを用意したいところです。
なお、粘土用の成形ツールをお持ちの場合はそちらを使っても全然問題ありません。
むしろカッターが汚れないのでいいと思います。
カラースケール・定規
カラースケールは、ミニメロンパンを作るために使う粘土の量をはかるために使います。
また、カラースケールを始めて使う場合には定規があると良いでしょう。
カラースケールをこれまでに使ったことがあり、穴の大きさを把握しているという場合には定規は必要ありません。
カラースケールはUVレジンなどを扱っている画材屋さんなどで取り扱いがあるかもしれません。
詳しくは下記のページでも触れています。
なお、カラースケールの準備ができない場合は、定規とキッチンスケールの2点でも代用することができます。
ミニチュアメロンパンの作り方
必要な材料と道具が準備できたら、いよいよミニメロンパンを作っていきましょう。
まずは、作り方の全体の流れを確認しておきましょう。
上記が、ミニメロンパンを作るための全工程となります。
このなかでも特に大事なのは、「着色」と「質感」の2つです。
着色では、メロンパンらしい、やさしい黄色の色をつけていきましょう。
また、メロンパンをメロンパンらしくさせる一番の要素である「格子状の模様」も、質感をつける工程の際に行います。
単純な格子模様に思えて、なんとなく模様をつけはじめると意外と不揃いになって難しかったりするので、コツも交えつつ説明していきます。
では、いざミニメロンパンを作っていきましょう!
粘土を計量する
まず初めに、粘土を計量していきましょう。
カラースケールを使って、ミニメロンパンを作るために必要な分だけの粘土を取り出していきます。
粘土の計量のために使うものはこちら。
- 樹脂粘土(ソフトタイプ)
- カラースケール
- 定規(カラースケールを始めて使う場合)
上記の2つもしくは3つを準備してください。
カラースケールの穴の直径を把握している場合は、定規は必要ありません。
なお、カラースケールがない場合は定規とキッチンスケールの2つでも粘土を計量することができますよ。
計量する理由
粘土を計量する一番の理由は、パンのサイズ感を揃えるためです。
例えばパン屋さんのディスプレイのように、同じ種類で複数のミニチュアパンを並べたい時や、ドールやぬいぐるみさんに同じ種類のパンを持たせたいと思ったとします。
その時に、同じメロンパンなはずなのに大きさに差があったら、あまり見栄えがよくないかもしれません。
今後、複数のメロンパンを作りたくなった時のためにも、どのくらいの粘土の量を使ってメロンパンを作ったのかを把握しておくことで、サイズ感を統一して複数のメロンパンを作ることができるというわけです。
今回は、1.5cmのサイズの粘土を使っていきますが、もっと小さく作りたい場合やもっと大きく作りたい場合はお好みで調整してみてくださいね。
やり方
ではやっていきましょう。
はじめてカラースケールを使うという場合には、定規を使ってカラースケールの穴の大きさをはかりましょう。
下の画像のように、カラースケールの円形の穴の内側から内側までを定規ではかります。
今回使っていく粘土の大きさは、1.5cmの大きさの粘土です。
もしパジコさんのカラースケールをお使いの場合は、Gの穴を使いましょう。
まず、カラースケールの穴に粘土を詰めます。
詰めたら、穴からはみ出している余分な粘土を指で擦りきるようにして取り除きます。
余分な粘土を取り除くと、このようになめらかな表面になるはずです。
なお、上記の画像はEの穴に粘土を詰めていますが、今回使うのはGの穴ですのでご注意ください!
穴に詰めた粘土は、指で押すなどするとつるっと外れてくれます。
今回は大きめな穴を使うので、指で簡単に取り出すことができるはずです。
粘土を穴から取り出せたら、これにて粘土の計量は終わりです。
カラースケールはこの後は使わないので、どこかにしまっても大丈夫です。
また、使わない分の粘土も乾燥しないように保管しておきましょう。
カラースケールがない場合
カラースケールがない場合は、以下のような工程で粘土を計量してください。
- 粘土を目分量でちぎる
- 粘土を円形に丸める
- 定規にあてて、粘土の直径をはかる
- 直径が約1.5cmになるまで調整する
- 約1.5cmになったら、それをキッチンスケールではかる
- グラム数をメモしておく
グラム数をメモしておくことで、今後はキッチンスケールで粘土のグラム数をはかるだけで同じサイズ感のメロンパンを作ることができるようになります。
着色する
必要な分の粘土が取り出せたら、粘土に色をつけていきましょう。
着色のために、以下のものを用意してください。
- イエローオーカー色の絵の具
- つまようじ
ここでは、つまようじを使って、絵の具のチューブから直接色をすくい取っていきます。
なので、パレットはここでは必要ありません。
やり方
まず着色を始める前に、「メロンパン」らしい色をイメージしておきましょう。
イメージが固まらない場合は、画像を検索してみるのもオススメです。
今回は、メロンパンらしい優しい黄色のような色を粘土につけていきます。
「メロンパンっぽい色」のイメージができたら、さっそく着色に入りましょう。
まずは絵の具をつまようじの先にちょこっとだけつけます。
以下の画像のように、絵の具のチューブの口につまようじをつけるようにし、少量の絵の具をつけます。
どのくらいの絵の具の量で、どれだけ粘土に色がつくかの感覚が掴めるまでは、ほんとうに少量の絵の具でもって粘土を着色していきましょう。
というのも、一度濃い色になってしまった粘土の色を薄めるのは難しいからです。
理想の色よりも薄い色という場合には、その都度絵の具を付け足していけばいいだけですので、慣れないうちはできるだけ薄い色からだんだんと濃くしていくようにすると、失敗が少ないです。
なお、思ったよりも濃い色になってしまった場合は、以下のいずれかの方法で色を薄めましょう。
- 着色済みの粘土を少しちぎり、着色をしていない状態の白い粘土と混ぜる
- 濃い色の粘土は諦め、はじめから(粘土の計量から)やり直す
- 色が薄くなるまで、ホワイト色の絵の具を混ぜる
つまようじに絵の具をとれたら、先ほど計量した粘土を用意して、着色していきましょう。
粘土は手のひらでくるくると丸めます。
丸めたら、指で軽く押しつぶしておきます。
つまようじについている絵の具を、押しつぶした粘土の中央に少しだけつけます。
絵の具をつけたら、中央の絵の具を粘土で周りから包み込むようにして粘土を練り練りしていきます。
粘土の練り始めは、指に絵の具がついてしまわないように注意しましょう。
というのも、指に絵の具がついてしまうと、粘土の色むらの原因になるためです。
なお、ある程度練りこんだ後の粘土であれば、触っても指に絵の具がついてしまうということはないです。なので、安心してがっつりと練りこんでいきましょう。
目安としては、粘土に色むらがなくなるまで練りこんでいきます。
メロンパンそのものの色をイメージして、理想の色になるまで以下を繰り返します。
- 絵の具をつまようじにつける
- 丸めて押しつぶした粘土の中央に絵の具をつける
- 色むらがなくなり、全体が均一な色になるまで練る
理想の色まで粘土が着色できたら、おわりです。
なお、絵の具はまたのちほど、メロンパンに焼き色を付ける際にも出番があります。
成形する
メロンパンらしい色をつけることができたら、お次は成形をしていきましょう。
ここでは、メロンパンらしいシルエットに形作っていきます。
とはいっても、メロンパンはそこまで難しい形はしていないので、ここは簡単です。
なおメロンパンの網目状の模様は、ここではなく「質感をつける」の工程でつけていきますよ。
必要なものは、先ほど着色した粘土と指だけです。
とはいえ、押しつぶして成形していくので、下敷きや粘土板などがあるとやりやすいかもしれません。
やり方
先ほど着色した粘土を、まずはきれいな円形に丸めましょう。
手の平の上でころころと転がすか、平らでチリなどがないきれいな板の上などで行うといいです。
粘土を丸める際は、粘土に線がでないように気を付けて丸めましょう。
というのも、作っているうちに乾いてきた粘土は、なめらかな表面に丸めにくくなるためです。
もしも、乾燥して表面のひび割れが目立ってきていたら、少量の水をつけてあげるといいかもしれません。
粘土をきれいな円形に丸めることができたら、次は軽く押しつぶしていきます。
メロンパンは、あんぱんなどのように全体がぺっちゃんこというよりも、ドーム状になっているパンです。
ですので、全体を押しつぶすのではなく、外側からじわじわと押しつぶしていき、ドーム状になるようにします。
メロンパンの底は平らですので、板などの上で行うとやりやすいかもしれません。
中央はふっくらとし、外側にいくにつれて厚みがなくなってくる、ドーム状を作ることができたら、成形はおわりです。
質感をつける
お次はいよいよ、メロンパンらしい網目状の模様をつけていきます。
また、それと同時にメロンパンのパン生地らしい質感もつけていきますよ。
質感をつけるために使うものはこれです。
- 7本針
- カッター
7本針は、歯ブラシやたわしといったものでも代用可能です。
カッターは、刃の部分よりも刃とは反対側の背の部分を使うのもオススメです。
もちろん、粘土用の成形ツールをお持ちの場合は、カッターではなくそちらを使っても大丈夫です。
ではやっていきましょう。
やり方
まずは、7本針を使って、メロンパンの表面に全体的にパンらしい質感をつけていきます。
7本針を軽く持って、軽めにトントンと表面をたたいていきましょう。
粘土がまだ柔らかい場合は、トントンしただけでせっかくの成形が崩れてしまうこともあるので、粘土の形があまり変わってしまわないように気を付けながら行います。
一方向からだけではなく、いろいろな角度からトントンとすることで、形が崩れてしまうのを防ぎつつ質感をつけていくことができますよ。
メロンパンの表面は、意外とデコボコとしているので、けっこう思いっきりトントンとしっかりめに質感をつけていっても大丈夫です。
ただ、粘土の表面が破けたり、よつれたりしないようにだけ気をつけましょう。
メロンパンの表面らしいデコボコの質感をつけることができたら、いよいよ網目状の模様をつけていきます。
今度は、カッターを使っていきます。
カッターを使って、まずは1方向から、均等に線をつけていきます。
この時、はじっこから線を付け始めるのではなく、中央から線をつけると、網目状の模様のバランスが掴みやすいです。
下の写真は、大体の線の目安をつけた状態のものです。
こんな感じで、初めにつける線は控えめに、優しめな力加減で線をつけましょう。
1方向からの線をつけることができたら、次は網目状・格子状になるように別の方向からも線をつけていきます。
下の写真のように、まずは中央部分から網目模様をつけていくとバランスがとりやすいです。
線を付ける時、カッターの刃の側で行ってしまうと、けっこう細い線になってしまいます。
メロンパンの模様は、意外と太い線で網目状の模様がつけられているので、カッターの背の部分で線をつけると太目の線をつけることができますよ。
網目模様をつけることができたら、メロンパンのクッキー生地部分とパン生地部分の境目をくっきりとつけていきましょう。
これも、カッターを使って境目をつけていきます。
クッキー生地とパン生地の境目をつけることで、よりリアル感が出ます。
境目の線は、深めにつけてしまって大丈夫です。
イメージとしては、パン生地の上にクッキー生地が覆いかぶさっているようなイメージで境目の線を入れましょう。
カッターの刃の部分を使い、パン生地となる下の部分の粘土を、クッキー生地となる上部分の粘土の中へと入れ込むような感じで線をつけていくのがコツです。
一度乾燥させる
メロンパンの質感をつけることができたら、次は絵の具と筆を使ってメロンパンの模様の溝部分に焼き色を付けていきます。
なのですが、この焼き色をつける前に粘土を少し乾かしておくと、せっかくつけた質感やメロンパンの形が崩れてしまうおそれがなくなるのでオススメです。
乾かす時間は、ミニチュアサイズですので、30分程度でもいい感じに乾いてくるはずです。
絶対に形を崩したくない!という場合には、1日~数日間ほど乾燥させておくとカチカチになるまで乾燥させることができるのでオススメです。
焼き色をつける
お次は、メロンパンの網目状の線に沿って焼き色をつけていきましょう。
焼き色をつけるために使う道具はこれらです。
- 絵の具(イエローオーカー色)
- 筆
- カラーパレット
- 筆洗いバケツ
筆は、面相筆という筆先の細い筆がオススメです。
というのも、先ほど質感の工程でつけたメロンパンの網目状の模様に沿って焼き色をつけていくためです。
筆に関して改めて詳しく確認したい場合は、今一度冒頭の「必要な道具」のところに目を通してみてくださいませ!
やり方
では、焼き色をつけていきましょう。
イエローオーカー色の絵の具をパレットに少量出します。
絵の具がサラサラするまで水で溶かしたら、筆にちょこっとだけつけましょう。
ミニチュアなサイズのものに対する着色なので、はじめは薄すぎるかな?程度の色でも全然大丈夫です。
色が薄いなと感じたら、少しずつ重ね塗りをして色を濃くしていきましょう。
メロンパンの網目状の線の溝に沿わせて、焼き色をつけていきます。
筆の先は、水が垂れてこない程度によく水をきってから着色を始めましょう。
筆先に水がたっぷりと含まれている状態で着色を始めてしまうと、水がメロンパンの上にどぼっとなってメロンパン全体にイエローオーカーの色がついてしまいます。
水を含ませすぎてしまった場合でも、ある程度しっかりと粘土が乾いていれば、素早くティッシュなどで水気をふき取ることでどうにかなる場合もあります。
筆先に水は含ませすぎず、かといって絵の具は程よく水でとかした状態にして焼き色をつけます。
なお、絵の具を一切水で溶かさない状態で筆につけ焼き色をつけていくと、とても濃い色になってしまいます。
ですので、絵の具を水で溶かす工程はしっかり行うようにしましょう。
網目状の模様に沿って焼き色をつけることができたら、絵の具が完全に乾ききるまでしばらく乾燥させます。
ニスを塗る
絵の具がしっかりと乾燥したら、いよいよ仕上げです。
ニスを塗っていきましょう。
以下のものを準備してください。
- つや消しニス
- 筆(ニスにハケが付属していない場合)
ニスを塗るので、必要なものはつや消しニスだけです。
つや消しニス自体にハケが付属していない場合は、ニスを塗るための筆も用意しましょう。
なお、こちらの筆は面相筆でもそうでない普通の筆でもなんでも良いです。
ただ、ニスを全体的に塗っていきますので、オススメは平筆です。
やり方
メロンパンの全体につや消しニスを塗っていきます。
つや出しニスではないので、メロンパンの全体に均一になるようにササっと塗っていくだけで大丈夫です。
ニスを含ませた筆は、ニスが垂れてこない程度までニスの瓶口などでよく落とし、手早くメロンパンの全体に筆を走らせていきましょう。
なおニスはべたべたとしているので、塗った箇所は乾くまで触らないで置いておくと、表面がキレイに仕上がりますよ。
乾燥させて完成
ニスを塗り終えたら、しっかりと乾燥させます。
乾燥させたら、ミニチュアメロンパンの完成です!
乾燥時間は、大体1日ほどみておけば乾燥するはずです。
心配なばあいは、2~3日ほどは風通しのいい場所などに置いておきましょう。
乾燥させると、べたべたとしていたニスがしっかりとかたまってツルツルした触り心地になります。
ニスで表面を保護しているので、せっかく塗った箇所が剥がれてしまうといったことも防げます。
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