ミニチュアフードを作るために必要なもの・用意するもの一覧【樹脂粘土・UVレジン】

ミニチュアフードを作るために必要なもの・用意するもの一覧 ミニチュアフードの作り方

ちっちゃくてかわいい食べ物を作ってみたい!という人向けに、揃えておきたい必要な道具を紹介します。

必要な道具とはざっくりというと、樹脂粘土とUVレジンのことです。
ミニチュアスイーツやフードを作りたいけど、粘土とかレジンとか準備がわからん!という人のお助けになったら幸いです。

これから初めてやってみる!な人にも分かりやすいように書いているので、説明がくどい部分もあるかもしれません。
何かわかりづらい部分があったら、お気軽にコメントしていただけましたら追記致します。

ミニチュアフードとは

念のために前置きしておきます。
ここでいうミニチュアフードとは、主に樹脂粘土で作られるちっちゃな食べ物のことです。

写真のパンは、指先に乗ってしまうほど小さいサイズのものです。

ちっちゃなぬいぐるみやドールの写真撮影をするときの小物としても大活躍しますし、イヤリングパーツなどをつけてアクセサリーにするのもかわいいです。
自分の好きな種類のパンやケーキを作って、ちょこんと机に置いておくだけでもとってもかわいらしいです。

本物そっくりではありますが、食べることができるフードやスイーツではないので、そっちをお探しの方はご注意!

樹脂粘土とUVレジンの使い分け

ミニチュアフードと一概にいっても、様々なものがあります。
フードを模したものですので、食べ物や飲み物の数だけ種類があります。

ミニチュアフードは、基本的には樹脂粘土とUVレジンで作っていきます。
言い換えると、ミニチュアフードは樹脂粘土で作れるものUVレジンでしか作れないもの、の2種類があるのです。
ですので、自分の作りたいと思っているものが樹脂粘土で作れるものなのか、それともUVレジンなどほかの材料で作れるものなのかをまずは確認しておきましょう。

なお、初めてミニチュアフードを作りたい、試しにやってみたいという人は樹脂粘土だけを用意しましょう。UVレジンをそろえる必要はありません。
というのも、作りたいものによってはUVレジンを使う場面が全然ないためです。
大体のものは樹脂粘土だけで作れてしまいます。
詳しくは後述します。

樹脂粘土で作れるもの

樹脂粘土で作れるミニチュアフードは、例えばこういったものです。

  • パン
  • ケーキ
  • クッキー
  • ドーナツ
  • ハンバーガー
  • クレープ
  • 寿司
  • イチゴやバナナなどの果物
  • きゅうりやトマトなどの野菜

などなど。

樹脂粘土は、主に透明感のないものに対して使われます。
基本的には樹脂粘土さえあれば大体のものは作れます。

UVレジンで作れるもの

一方、樹脂粘土だけでは作れないものはこういったものです。

  • ドリンク類(ジュースや紅茶など)
  • ソース類(はちみつやとんかつソース、ジャムなど)
  • 汁物(味噌汁やラーメンなど)
  • プリンや目玉焼きなど、ツヤツヤしたもの
  • パフェのグラス底のソース部分

上記のものを作りたい時は、UVレジンという材料が必要になります。

UVレジンとは

聞きなれない人向けに説明をしておくと、UVレジンとは、透明な液体の材料です。
はじめは液体ですが、専用のLEDライトを数分ほど当て続けるとカッチカチに硬化します。

UVレジンは、イヤリングやブローチなど、アクセサリーを作る際によく使われることのある材料でもあります。
ですので、UVレジンという名前が聞きなれない人でも、UVレジンが使われているものを目にはしたことがあるはずです。

アクセサリーや透明感のある小物なんかを売っているお店では、UVレジンを使ったものがわりと置かれてたりするよ。

プリンや目玉焼きといった「完全に透明ではない」タイプのものは、作ろうと思えば樹脂粘土とツヤだしニスで作れるかもしれません。
ですが、UVレジンで作った方がツヤツヤ感があるので、より本物らしさが出ますよ。

透明感のあるものはUVレジンが必要

まとめると、樹脂粘土で作れるものは、透明感のないものです。
一方で、はちみつやジュース、氷などの透明感のあるものを作りたい場合は、UVレジンとレジンを扱うための道具が必要になってきます。

パンやホットケーキ、クッキーなどは透明感のないものですので、樹脂粘土だけで作ることができます。
ですが、例えば「ホットケーキにはちみつをたらしたもの」を作りたい場合は、はちみつ部分を作るためにUVレジンが必要になってくるというわけです。
はちみつを樹脂粘土で作ろうとすると、透明感のないツヤツヤした黄色い何かになってしまうはずです。

UVレジンがどうしても用意できない場合は、「乾いたら透明感の増すボンドを着色したもの」でももしかしたら代用できるかもしれませんが、試したことはないのでおすすめはしないでおきます。

初めての人は樹脂粘土さえあればOK

ケーキやパンなどのミニチュアフードを初めて作ってみたいという人は、とりあえず樹脂粘土と樹脂粘土を使うための道具をそろえれば全然大丈夫です。
UVレジンは必要ありません。
むしろ、パンやワッフルを作るのであれば、UVレジンは使う場面がでてこない可能性すらあります。

UVレジンがどうしても必要なのは、主にドリンク類を作りたい場合です。
ソーダやジュース、紅茶などを作りたいという人は、UVレジンも用意する必要がでてきます。
というのも、ドリンク類はUVレジンがメインの材料になってくるからです。樹脂粘土だけでは手も足もでないというわけです。

ドリンク類を作る予定のない場合は、とりあえず樹脂粘土だけを用意しましょう。
樹脂粘土さえあれば、基本的にはなんでも作れちゃいます。

ちなみに、UVレジンを使うタイミングとしては、基本的には樹脂粘土がかたまったあとに使います。
ですので、もっと完成度を高めたくなったタイミングでUVレジンとその道具一式を用意するのでも全然遅くはないのです。

用意する道具の一覧

ミニチュアフードを初めて作ろうとしているけど、まずは何をそろえたらいいのか分からない!という人向けの準備するもの一式です。
樹脂粘土編とUVレジン編で分けて紹介していきます。

まずは、ミニチュアフード作りをはじめるために用意したいものを一覧でざっくりと紹介していきます。
詳しい説明は後述しますので安心してください。

樹脂粘土で必要なもの

まずは樹脂粘土と、樹脂粘土を扱うために必要なものを紹介していきます。

必須級のもの

これらのものはミニチュアフードを作る上で絶対に揃えておきたい道具一覧です。

  • 樹脂粘土
  • ラップ
  • ジップロック
  • 絵の具(水性アクリル絵の具)
  • つまようじ
  • カッター
  • 歯ブラシ
  • 定規

最低限でも上記のものさえ用意すれば、とりあえずミニチュアフード作りをはじめることができます。

あると便利なもの・他のもので代用もできるもの

あると便利なもの(他のもので代用するのは難しいもの)

  • カラースケール(粘土用のスケール)
  • 焼き色の達人
  • つや出しニス
  • つや消しニス
  • シリコーン型取り材
  • トッピング系素材(ソースや粉砂糖、ビーズなどなど)

あると便利なもの(他のもので代用も可能)

  • 粘土板(粘土をこねるための板)
  • クリアファイル
  • ミニカップ
  • 7本針(歯ブラシで代用可能)
  • 粘土用テクスチャ道具

上記のものは、あったら便利だよね程度の道具や、なくても他のもので代用することができる道具です。
ですので、絶対に揃える必要はありません。なくてもミニチュアフードを作ることは全然できます。
でも赤字のものに関しては、もし可能なら揃えておくとめっちゃ便利です。
詳細やどういった場面で使うのかなどは後述していきます。

ミニチュアフードを作るためにとりあえず揃えたい基本的なものとしては、こんな感じです。

なお、ラーメンやみそ汁、ソーダや氷、紅茶などの液体物を作りたいという場合には樹脂粘土ではなくUVレジンという材料とレジンを扱うための道具も必要になってきます。
透明感のあるものを作るのでない場合は、UVレジンは必要ありません。

UVレジンで必要なもの

お次に、UVレジンとレジンを使うために必要なものを紹介します。

UVレジンを買うことのできるお店としては、樹脂粘土とその道具一式が売っているお店であれば大体取り扱いがあるはずです。
この頃は、大手の手芸屋さんや画材屋さんでもUVレジン用の素材やツールなどをを見かけることが増えてきました。
取り扱いのあるお店を探すのが面倒な場合は通販などでさくっと買うのもおすすめです。

なお、透明感のあるものを作るのでない場合は、UVレジンは必要ありません。
樹脂粘土だけで大丈夫です。

必須級のもの

UVレジンを使うには、最低限以下の3つのものが必要になってきます。

  • UVレジン液
  • レジン用着色料
  • UVレジン用のLEDライト(UVレジンをかためるためのもの)

上記のものは、「これさえあればUVレジンを使えるようになる」という必要最低限のものです。

凝りだすとレジン用の型やハード用・ソフト用のUVレジン液などなども揃えたくなるはずです。
特に、型に関してはパフェグラスや果物、半円やクマさん型などなど本当に様々な型があるので、集めだしたらキリがない系です。

上記3つの道具の中でも、特に「UV用のLEDライト」だけはひとつ用意があると便利かもしれません。
というのも、UVレジン液そのものを使わない場合でも、「いちごソース」などでUVレジン素材の道具を使う場面がある可能性が高いためです。

UVレジン系のソースをかけたパフェやアイスを作る予定の場合は、UVレジン用のライトも用意しておきましょう。

樹脂粘土用の道具

ここからは樹脂粘土と、樹脂粘土のために使う道具をもっと詳しめに紹介していきます。
この道具が必須じゃない理由や、この道具はどういう場面で使うのか、何で代用できるのかなどなども書いておきます。

はじめてミニチュアフードを作るので右も左もわからない!という人の何かしらの参考にしていただけたらとても幸い!

樹脂粘土

ミニチュアフードを作りで必要な道具 モデナの樹脂粘土

ミニチュアフードを作る上で、全ての土台となる樹脂粘土。
ミニチュアフードを作るためには、これがないとはじまらないです。

樹脂粘土といっても、いろいろな会社から出ていますし、売り場に行くといろんな種類が並んでます。
なので、はじめはどの樹脂粘土を買ったらよいのか迷うかもしれません。

「ミニチュアフードを作る」という目的で使われる樹脂粘土として、よく紹介されているのはこのあたりの樹脂粘土です。

  • モデナ
  • モデナソフト
  • モデナカラー
  • モデナペースト
  • ハーティクレイ
  • アーチスタソフト
  • マーメイドパフィー
  • すけるくん(アイボン産業)

基本的にはハードタイプ(通常)の粘土と、ソフトタイプの粘土の2つさえあれば十分です。

私は「モデナ」と「モデナソフト」を使っています。

また、中にははじめから色がついている樹脂粘土もありますが、せっかくなので色のついていない真っ白の樹脂粘土がオススメ。
理由としては、自分で着色することで微妙な色合いを調整できますし、いろいろな用途に幅広く使うことができるため。

食パンも作りたいけど、タルトも作ってみたい!なんて時には、やっぱり無着色の白い樹脂粘土があった方が断然いいです。
とはいえ、色がついている樹脂粘土も、絵の具を揃える必要がない・粘土を開封したら即作り始められて手軽といった利点があるので、そこらへんのチョイスはお好みで。

また、「ペースト」や「すけるくん」といった樹脂粘土は、ハードやソフトといった部類に分類されない特殊な樹脂粘土です。
例えばペーストは、ペースト状の樹脂粘土になります。
溶けてるチョコレートや半熟卵など、とろんとしているものを作りたい時に使います。

ハードとソフトの使い分けをする

基本的には2つのタイプの樹脂粘土を使い分けてミニチュアフードを作っていきます。
ハードタイプの樹脂粘土と、ソフトタイプの樹脂粘土の2種類です。

ハードタイプの樹脂粘土は、乾燥させた後もしっかりとした弾力があり、見た目もしっかりと硬さのある仕上がりになります。
ですので、クッキーやフランスパン、イチゴ、おせんべいなどの、硬さのあるもの・しっかりとしたものを作るときに使います。

ソフトタイプの樹脂粘土は、ハードタイプのものと違って、乾燥させた後もやわらかい質感が残るのが特徴です。また、乾燥後はハードタイプのものよりも軽くなるのも特徴のひとつ。
ですので、パンケーキや食パン、ケーキのスポンジ部分などに使います。

基本的にはハードタイプの樹脂粘土でミニチュアフードを作っていくというイメージで大丈夫です。
明らかにやわらかい食べ物に対してはソフトタイプの樹脂粘土を使うと、よりリアル感が出るというだけです。
お試しでとりあえず作ってみたいという場合には、ハードタイプの粘土さえ用意があれば十分でしょう。

ハードタイプの樹脂粘土が見つからない場合

ハードタイプとソフトタイプの粘土を購入する際に、もしかしたら悩むかもしれないこととして、「ハードタイプ」と書かれている粘土が見つからない!ということがあるかもしれません。

ソフトタイプのものであれば、例えば「モデナソフト」や「アーチスタソフト」などなど粘土自体にソフトと名前がついているものや、パッケージにソフトタイプと書かれているものがあるはずです。

ですが、ハードタイプの粘土は、「ハードタイプです!」と主張しているものは少ないのです。
例えばモデナであれば、通常タイプの「モデナ」とソフトタイプの「モデナソフト」があります。
ですので、この場合は通常タイプである「モデナ」という粘土がハードタイプの樹脂粘土に該当するというわけなのです。

つまり、ハードタイプの樹脂粘土=ソフトやペーストなどの特徴が何も書かれていない粘土ということです。
はじめて樹脂粘土を購入する場合には、この点は少し紛らわしいかもしれません。

ソフトタイプのものを探すのと同じ感覚でハードタイプの樹脂粘土を探そうとすると、どの粘土がこれに該当するのか分からない……なんてこともあるかもしれないので念のために書き置き!

乾燥後に透明になる粘土

樹脂粘土では、透明感のあるものをつくれません。
ですが、「すけるくん」といった特殊な樹脂粘土を使うことで、透明感のあるものも樹脂粘土で作れるようになります。

樹脂粘土は、乾燥させると基本的には乾燥前の樹脂粘土の色を保ったままカチカチになります。
ですが、乾燥後に透明感の増すタイプの樹脂粘土を使うことで、乾燥させると透明になります。

UVレジンを使うほどのことではないけれど、透明感のあるものを作りたいという時にはおすすめです。
例えば果物の果肉や卵の黄身の部分などなど。

乾燥させると透明になるタイプの粘土は、フルーツや飴玉を作るときにも使えます。

ラップ・ジップロック

ラップとジップロックは、使いかけの樹脂粘土を保管しておくために必須のものです。
一度開封した樹脂粘土を丸ごと保管しておくためにも必要です。

樹脂粘土を1袋まるごと一気に使いきるという場面はなかなかないので、樹脂粘土を扱う際には、「今すぐ使いたい分量」と「ストックしておく残りの粘土分」で分けて保管しましょう。
分けることで、乾燥対策になります。

ですので、ハードとソフトの2種類の樹脂粘土を扱う場合には、少なくとも3~4枚のジップロックが必要になってくるわけです。
開封した樹脂粘土のパッケージを保管するために2枚、そして使いかけの樹脂粘土を保管するために1枚もしくは2枚な内訳。

樹脂粘土を保管する際は、一度粘土をラップに包んでからジップロックに保管しましょう。
ジップロックでなくても、真空パックや真空タッパーでも大丈夫です。
とにかく、樹脂粘土が空気に触れない環境を作るのが大切です。

特に、一度開封した樹脂粘土の保管環境は大切です。
ラップにくるんだだけ……などで置いておくと、あっという間に乾燥して1袋まるごとカチカチになってしまいます。もったいないです。

絵の具

ミニチュアフードを作る上で、絵の具も樹脂粘土と並んで必須の道具になります。

樹脂粘土は、基本的には真っ白の色です。
中にははじめから色がついている樹脂粘土も売られてはいますが、基本的には絵の具で粘土に着色をしながらミニチュアフードを作っていく流れが多いです。

絵の具は、水性アクリル絵の具がおすすめ。世界堂とかでも売ってます。
ミニチュア専用の着色料でもいいです。こちらはプラモデル系の道具を売っているお店で取り扱いがあります。

ミニチュアフードを作るための樹脂粘土でよく使われている絵の具・着色料はここらへん。

  • プロスアクリックス(水性アクリル絵の具)
  • 焼き色の達人
  • カラー粘度の達人
  • タミヤデコレーションカラー

上記のものでないといけない!ということはないですが、一例として参考まで。
なお、焼き色の達人は絵の具ではなく着色料です。

パンを作るなら「焼き色の達人」

「焼き色の達人」はタミヤさんから販売されている、ミニチュア専用のカラーパレット(着色料)です。
アイシャドウチップという、綿棒のようなものも一緒についてくるのでとっても使い勝手がいいです。

焼き色の達人は、パンを作る時には特に多用します。
食パンの耳の部分や、クロワッサンの焼き具合・焦げ具合などなど。
タルト生地やクッキー、パンケーキなどの焼き菓子系に使うと見栄えやリアル感がぐっと増します。

これがないと絶対に作れない!というものではありませんが、パンや焼き菓子系を作る予定であればぜひひとつは手元にほしいところ。

焼き色の達人を買える場所

焼き色の達人を買える場所としては、プラモデル系の道具を取り扱っているお店であれば取り扱いがあるかもしれません。
が、どこでも取り扱っているわけではないといった印象が強いです。

なので、あらかじめお店に在庫や取り扱いがあるかどうか電話などで確認してから買いに行く方がいいでしょう。

お店にお問い合わせをするときは、「タミヤの焼き色の達人」や「ミニチュア専用の着色料」などといったキーワードでお問い合わせすると伝わりやすいかもしれません。

焼き色の達人は、ミニチュアフードを作る上ではもはや定番の着色料として有名なので、人気のときは売り切れでなかなか店頭で見つからないということも多いです。
なので通販で買ってしまうのが手っ取り早くておすすめ。

私は、ヨドバシの通販で「用意ができ次第お届け」にして入手したよ。

筆・つまようじ

ミニチュアフードを作りで必要な道具 面相筆と平筆

筆やつまようじは、焼き色を付けるときやニスを塗るときはもちろん、粘土そのものに着色をするときに使ったりもします。

着色を行う道具として、以下のようなものがあると便利です。
全てを揃える必要はありません。

  • 面相筆
  • 平筆
  • つまようじ
  • 綿棒
  • コットン
  • アイシャドウチップ

粘土用のスケール

ミニチュアフードを作りで必要な道具 カラースケールとジップロック

粘土用のスケール、もといカラースケール。

樹脂粘土の売り場や、UVレジンの売り場に置いてあることが多いです。
もしも売り場がみつけられない場合は、「パジコ」や「カラースケール」といったキーワードで店員さんに聞いてみるといいです。
ちなみに、おそらく粘土用スケールと言っても伝わらないです。

粘土用のスケールは、これがないとミニチュアフードが作れないというものではありません。
ですが、手元にあったほうが絶対便利です。

粘土板

ミニチュアフードを作りで必要な道具 工作マット

粘土板は、粘土の成形のために使えます。
「机の上で粘土を転がす場所」と「机に挟んでキレイに粘土を転がしたり伸ばしたりできるもの」の2種類あれば大丈夫です。

  • 粘土板
  • クリアファイル
  • PPシート
  • のし棒・割りばし
  • アートプレッサー

などなど。

粘土板と合わせてクリアファイル、PPシートも手元にあると細かい作業を行う時に使えて便利です。

つや出しニス・つや消しニス

ミニチュアフードを作りで必要な道具 ツヤ出しニスと絵の具

つや出しニス・つや消しニスは、ミニチュアフードによりリアル感を出すために使います。
絶対に用意しないと作れない!というものではないので、あとから揃えるのでも全然問題ありません。ですが、あったほうがミニチュアフード作りをより楽しめます。

つや出しニス・つや消しニスを使うタイミングとしては、基本的には形作った樹脂粘土が完全に乾いてからです。
粉砂糖やいちごソースなどをかける場合には、そういったトッピングも使ったあとに、つや出しニス・つや消しニスを塗ります。
ですので、もしニスが用意できなかった場合でも、完成したミニチュアフードにあとからニスを塗るので全然問題ないわけです。

私のおすすめはタミヤさんの、ハケ付きのつや出しニス・つや消しニス。
ハケがついているので、ささっと塗っることができます。
ハケがついていないタイプのニスの場合は、筆などで代用できます。

なお、タミヤさんのハケ付きのつや出しニスはけっこう人気なのか、私が店頭で探し回った時はどこのお店も売り切れ状態でした。
ハケ付きのつや消しニスは在庫があったのですが……。
ですので、こちらもヨドバシなどの通販で「用意でき次第お届け」で購入してしまえば、在庫が入ってきたら届けてくれるのでおすすめです。

つや出しニスさえあればOK

つや消し・出しの両方揃えるのは大変!という場合には、つや出しニスさえあれば大丈夫です。
というのも、つや消しニスよりもつや出しニスの方が使う出番が多いからです。

ツヤ出しニスは、果物やケーキ、クロワッサンなどなど、とにかくツヤっと感を出したいスイーツやパンなどに多用します。
一方、ツヤ消しニスの方の使いどころとしては、「つやっと感は出したくないけど、粉砂糖をかけたい」といった場合や、和菓子などでよりマットな感触を出したいといった時に使う程度です。

とはいえ、樹脂粘土は乾燥後はそれ自体がマットな見た目になりますので、後者の使いどころはあまりないように思います。
ニスを塗って細かなトッピングが剥がれるのを保護したり、耐水性を出したいのでつや消しニスを塗ってみたりといった場合が多いです。

ですので、試しに作ってみたい!という場合には、ツヤ出しニスさえあれば大丈夫でしょう。もちろん、どんな食べ物を作りたいかにもよりますが!

質感をつけるための道具

ミニチュアフードを作りで必要な道具 パジコの粘土成形ツール

樹脂粘土に食べ物の質感をつけるために使う道具。
なくても作れますが、ミニチュアフードによりリアル感を出したいのであれば、手元に用意があると便利です。

いくつか紹介していますが、中でも特におすすめのものは太字で書いておきます。

焼き菓子の質感を出すための道具

  • つまようじ
  • 歯ブラシ
  • 7本針
  • たわし
  • 金ブラシ
  • アルミホイル

上記のものは、焼き菓子やパンなどの、生地表面の質感を出すために使います。多用します。
上記どれかひとつさえあれば十分です。

ダントツのオススメは「7本針」です。
特に焼き菓子・パンを作る予定なのであれば、しっかりとしたツールがひとつあると大変便利だからです。

7本針でなくても、たわしやつまようじでも全然同じような質感を出すことができます。
個人的なオススメとしては7本針>たわし>歯ブラシ>つまようじといった感じでしょうか。
歯ブラシでは毛先が柔らかくてなかなか思うような質感が出ない!という場合にはたわしをお試しください。掃除用の毛先が硬めのハンディーホウキなどでもいいかもしれません。

樹脂粘土なので、時間が経つにつれ表面がどんどん硬くパサついてきてしまうのですよね。
慣れない最初のうちなどで成形に時間をかけていると、質感を出す頃にはすっかり表面が乾いてパサパサしているなんてこともあります。
そんな時にも7本針やたわしなどの、毛先部分がしっかりと硬いもので質感をつけるようにすると質感をつけやすいのです。

切り込みを入れるための道具

  • カッター
  • クリアファイル

樹脂粘土に切り込みをいれたい時に大変便利な道具。
カッターの用意がないという場合には、クリアファイルでもいいかもしれません。
上記のものでなくても、とにかく鋭利な切り込みをいれられそうな道具であればなんでも使えます。

使いどころとしては、クロワッサンの段々の部分や、キウイ果肉の筋の部分、メロンパンの模様を描く時などなど。

粘度の成形に便利なの道具

  • ねんどべら
  • 細工棒
  • 丸棒

ここらへんは完全にお好みです。

定規

ミニチュアフードのサイズ感を揃えるために定規があると便利です。
例えば、クロワッサンを4つくらい作りたいと思った時に、全体のサイズやまずどれだけ伸ばすかなどを4つ全てで揃えて作ることで、均等なサイズのクロワッサンを作ることができます。
サイズ感が統一されていた方が、同じミニチュアフードをたくさん並べたときに見栄えいいはずです。

こちらは別に特殊な定規とかではなく、文房具屋さんなどで売られている普通の定規で大丈夫です。
ミニチュアフード作りなので、18cmや15cmなどの短いもので十分でしょう。

シリコーン型取り材

シリコーン型取り剤は、その名前の通り、型取り剤です。
シリコンで型を取ります。

使いどころとしては、ミニチュアフード用のちっちゃなタルトや、ホイップ、クッキーなどなどを量産したい時に使います。
ミニチュアフードをたくさん作りたい!という時には、型取り剤があるといちいち粘度を成形しなくてすむのでおすすめ。

以前は、ミニチュアフード作りの型取り剤といえばパジコさんの「シリコーンモールドメーカー」という型取り剤が大定番の商品だったのですが、残念ながら2023年5月の今現在は生産が終了してしまっています。なので入手することができません……。

代わりの型取り剤としては「ブルーミックス」があります。私はこちらを使っています。
こちらも2種類の材料を混ぜて使うタイプのシリコン製の型取り剤なので、モールドメーカーと同じような使い勝手なはずです。

ミニカップ

何かと便利なミニカップ。
プラスチック製やお弁当用の紙製などなど、使い捨てタイプもオススメです。

ミニカップには、着色料やニスを入れるなどして使うこともできますし、成形した樹脂粘土を乾燥させる場所としても使えます。
まだ何度も使いたいけど、絵の具がついているつまようじなんかを一時的に置いておくための場所としても使えます。

絵の具がついたつまようじ、ティッシュの上とかに置いておくとティッシュが乾燥した絵の具にばっちりくっついて、そのまま破れてしまうのでなかなか置く場所に困ったりするのです……。
かといってペーパーパレットを出すほどのような着色はしないし。
そんな時に使い捨てのミニカップは便利です。

私は、お弁当用の紙製のミニカップを使っています。

お好みで:ホイップやソース素材

ミニチュアフード作りに使える素材系のものも、お好みで揃えると楽しくなります。
ミニチュアフード作りの上で必須ではないですが、ミニチュアフードのバリエーションを増やしたい場合にはぜひ。

一例として挙げると、こんなものがあります。

  • トッピングの達人「粉砂糖」(タミヤ)
  • トッピングの達人「チョコソース」(タミヤ)
  • アイシングの達人(タミヤ)
  • ホイップの達人(タミヤ)
  • クリーミィホイップ(パジコ)
  • SSサイズのダイヤビーズ
  • パール

タミヤさんやパジコさんから販売されているトッピング系素材はよく耳にします。

ソース系の素材は、ケーキに限らずクッキーやワッフル、ドーナツ、パンなどなど焼き菓子全般に使う機会があるので、チョコソースなど王道系のソースがひとつあるとバリエーションが広がります。楽しいです。

ホイップ系の素材は、ケーキやパフェなどを作る時にはあった方がいいでしょう。
様々な金口に対応しているチューブ状のものもありますし、本物のケーキを作る時のように、ホイップ絞り袋にペースト系の樹脂粘土を入れて、手で絞ってホイップを出すといった一式のセットも販売されています。

ダイヤビーズやパールなどのビーズ系素材は、アイディア次第でどんなパーツもミニチュアフード作りの素材として使うことができます。
手芸屋さんなどでいい感じのパーツを見かけたら、試してみるのも楽しいです。

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