ERONAは、フリーでプレイできるパソコンのゲームです。
つまりフリーゲーム、フリゲというものです。完全に無料です。
ERONAで遊んだことのある方は、また懐かしいものを……と思うかもしれません。
ERONAは、ひとむかし前のネット界隈で、とんでもない自由度のゲームとしてはやったフリゲなのです。
キャラの台詞を設定できたり、自分で作った歩行グラフィックを使って遊べたりと、とにかく「オリジナルキャラでゲームをプレイしたい」人がやりたいと思うであろうことは、一通りできます。
そんなERONAを、「一次創作が好きな人が、自分のオリキャラをゲーム内で作ってプレイする」という観点から、オススメポイントと残念な点を紹介します。
ERONAで一次創作・二次創作のキャラを作って遊んでみたい・気になっているという人の参考になったら幸いです!
ここがいい!
創作マン的なERONAのおすすめポイントはここ!
- うちの子を追加し放題
- 自分で描いたイラストを顔画像として設定できる
- 自分で作った歩行グラフィックを使って遊べる
- うちの子のセリフ設定もできる
- ハウジングができる
- 博物館・ショップの経営なんかもできる
- なんでもできる
- 無料で遊べる
「ドットグラフィック・オープンワールド・自由度高めの世界」でうちの子を登場させて遊びたい!という方にはおすすめできるゲームです。
ここからはそれぞれのオススメポイントの理由を、詳しく説明していきます。
キャラを追加し放題
ERONAでは、なんとうちの子を仲間として登場させ放題です。
なお、拡張コンテンツが必要だったかもしれません。
拡張コンテンツとはいえ、こちらも無料ですのでご安心ください。
ERONAには、自分のペットとして仲間を連れ歩くことのできるシステムがあります。
これは犬であろうが人であろうがバイクであろうが関係ありません。
なので、一緒に連れ歩きたいキャラが10人くらいいる、なんていう場合でも、ERONAなら全員参戦させることができます。
また、オリキャラを登場させるためにやらなければいけない準備も、そんなに難しくなかった覚えがあります。
自分で描いた絵をゲーム内で使える
ERONAにうちの子を登場させるにあたって、なによりのうれしいところは自分で描いた歩行グラフィック・顔グラフィックをゲーム内で使用できる、という点。
歩行グラフィックというのは、ゲームのマップ上で表示される、キャラクターの小さな全身画像のことです。
顔グラフィックは、そのNPCの詳細画面を開いたときなんかに表示されます。
なお顔グラが設定できるのは自分の操作キャラだけだったかもしれません。記憶があいまい。
なので、ERONAは自分で制作した画像をゲーム内で使いたい!という方にぴったりなゲームだったりします。
ハウジング
ERONAでは、ハウジングをすることができます!
また、これは拡張コンテンツで追加される要素だったかどうかは忘れたのですが、ERONAは大きめな家を買って使用人やアイテムの販売NPCをそこに配置することもできます。
ハウジングが好きな人は、家を買うことを目標にお金をためていくのもおすすめ!
ERONAでは基本的には建物の建築はできないのですが、博物館や自分の家などはワールドマップ上の好きな場所に建築することができます。
なので、あの街に近い場所に家を建てよう!とか、雪マップに我が家を建てよう!なんていう遊び方もできます。
博物館やショップの経営
また、ERONAではハウジングだけでなく博物館やショップの経営もできます。
これも拡張コンテンツが必要だったかもしれません。
博物館は、モンスターがドロップする像などを飾って、お客さんから入場料をもらうことのできる施設です。
博物館の中は自分の好きな位置に像を飾ることができます。
もちろん、1度設置した象の配置換えもできます。
ショップでは、自分のアイテムや装備品を売ることができます。
ショップの経営には、自分のペット(仲間)をひとり、店員としておいておく必要があります。
品物と店員さえいれば、あとは自分が冒険に出ている間に勝手にアイテムが売れていく、というわけです。
こちらも、自分の好きに商品アイテムを並べることができます。
自由度が高い
ERONAの良い点は、なんといっても「なんでもできる」ということ。
しかも、フリーゲームなので無料です。
ちょいちょい触れている拡張コンテンツというものに関しても無料です。
税金の支払日をすっぽかして悪人プレイに徹するもよし、爆弾で村を丸ごと焼き払うもよし、ピアノを担いで街を周って吟遊詩人プレイをするもよし、国の王様を誘惑するもよし、演奏会クエストで演奏せず爆弾をしかけまわるもよし……。
これら全部、おおげさに言っているわけではなく、文字通りやることができます。
自由度はかなり高めです。
とはいっても、もちろんクエストもあります。
なので、自由度が高めのゲームでありがちな「何をしたらいいのかわからん!」ということにもならないはずです。
ここがだめ!
ERONAの残念な点は、以下の通り。
- 時間の概念が独特
- カルマというシステム
- (ゲーム内で)税金を払う必要がある
- 配布終了した拡張コンテンツがある
あと、残念でもないけれど、「うちの子を作って遊ぶ」という点からみたときに引っかかるかもしれない点も含めてあげています。
それぞれ詳しく説明していきます。
時間の経過が独特
ERONAは、時間の経過が独特です。
ゲームでいう時間経過といえば、ポーズ画面やメニュー画面を開いていない限りは、キャラが何をしていようが時間が進み続けるといったゲームがほとんどです。
ですがERONAでは、基本的には「キャラが動くたびに、時間がひとつつ進む」というシステムです。
つまり、キャラが立ち止まっている限りはゲーム内時間も止まったままなのです。
ダンジョン内や、街中で悪さをするときにはこのシステムがちょっと便利なときもあります。
キャラが動くたびに時間も動くのは、NPCにも同じです。
つまり、自分が動くたびに、NPCたちもまるで瞬間移動したかのようにパッパッと位置を変えます。自分が止まっている限りは世界も一時停止状態なため、「常に何かが動き続けている」という状況がないのです。
最初はものすごく戸惑うかもしれませんが、慣れてしまうとむしろ楽しい要素だったりします。
カルマと税金のシステム
ERONAにはカルマと、税金のシステムがあります。
カルマは、「善人か?悪人か?」を判断するパラメータのようなものです。
村人をいじめたり税金を支払わなかったり盗みを働いたりなどなどの悪事をはたらくと、カルマがマイナス値にまでなります。
カルマは別にデメリットとして挙げる要素でもないのですが、中には、そういった善悪のパラメータが気になって好きなプレイ・したいプレイができない…という場合もあるかもなので挙げておきました。
また、ERONAには税金というシステムもあります。
冒険者は、一定の期間ごとに国に税金を支払う必要があるのです。
これを払わなかったり、忘れて遊んでいたりするとあっという間にカルマが下がっていつの間にか犯罪者になっています。
これは、ダンジョンの最中であっても、支払う日がくるごとに支払う必要があるので、わずらわしく感じることもあるかもしれません。
配布終了した拡張コンテンツもある
ERONAには、MODのように、有志の方が制作してくださった拡張コンテンツを入れて遊ぶことができます。
ちなみに、拡張コンテンツもすべて無料です。
この拡張コンテンツ、種類がいくつかあります。
中には、自分のオリキャラをペット(仲間)として登場させるにあたって、入れておくとセリフの設定の幅が大幅に広がる拡張コンテンツもあったりします。
ですが、ERONAはわりと古のゲームなので、拡張コンテンツをダウンロードするためのリンクがもう使えなくなっていたり、そもそもダウンロードサイト自体なくなっていたりして、拡張コンテンツを探しづらいです。
今はちがうかもですが、少なくとも私が数年前にプレイした時はそんな状況でした。
とはいっても、こってり探せばどこかでひっそりと再配布されていたりもするので、そういった「情報を探す手間をめんどうに思わぬ!」という方にはおすすめ。
コメント